The Google Data APIs Teamは19日(米国時間)、JavaScriptレベルでBloggerのデータを操作するためのクライアントライブラリ「The Blogger GData JS Client library」を発表した。同ライブラリを使うことでJavaScriptからの操作のみでブログポストの読み書きが可能になる。プライベートデータへの認証アクセス機能(読み込み、書き込みの双方に対応)もサポートされるなど、フルサポートのクライアントライブラリだ。

同ライブラリはThe Google Data APIs Teamにとって記念すべき第2段リリース。同チームは2007年9月19日(米国時間)に、読み書き両方をサポートしたクライアントライブラリ「GData JavaScript Client Library for Calendar」を公開した。今回公開された「The Blogger GData JS Client library」はそれに続くリリースだ。これでGoogle CalendarとBloggerはJavaScriptから操作できるようになり、クライアントレベルでのさまざまなマッシュアップが可能となったわけだ。使い方はサンプルが参考になる。

同日、The Google Gears Teamは公開された「The Blogger GData JS Client library」とGoogle Gearsを組み合わせてオフラインでも動作するようにしたサンプルアプリケーション「blog.gears」を発表した。今回公開されたライブラリと新しいインタフェース、それにGoogle Gearsを使って動作するローカルのデータベースとローカルサーバを組み合わせたアプリケーションだ。

The Google Data APIs Teamは今後も完成次第、JavaScriptベースのクライアントAPIを公開していくとしている。今後、同APIを使ったWebアプリケーションが多数登場すると予想される。同チームの動向には今後も注視していく必要があると言えるだろう。