米Microsoftの開発者であるEric Traut氏は、Windowsの次期バージョン「Windows 7」軽量版をデモ公開した。米イリノイ大学で開催された、Association for Computing Machinery(ACM)の年次総会でプレゼンテーションが行われた。

「Machine Virtualization」と題するプレゼンテーションで、まず同氏は、Virtual PC上で稼動する過去のWindowsをデモ。Windows 3.1に先立って開発された「Windows 2」が、わずか数秒で高速起動し、数々のアプリケーションを搭載していた様子などを披露した。 続いて、Windows 7の25MBに軽量化されたカーネルが、40MBのメモリで高速起動する様子を公開しつつ、「Windowsは膨大な容量のプログラムに思われがちだが、コアになるカーネルやコンポーネントは、実は非常に小さい」と解説した。軽量版のWindows 7カーネルは、他分野の製品開発に応用されていくという。