ソフトバンクモバイルは5日、4日にKDDIが「au買い方セレクト」および「シンプルプラン」を発表したことを受け、対抗サービスの「シンプルオレンジL」「シンプルオレンジS」を11月12日より提供開始すると発表した。

シンプルオレンジの2プランは、提供開始日以降にソフトバンク3G携帯電話を新規契約または機種変更する際に、新スーパーボーナスを使って新たな電話機を購入する場合に申し込むことができる。シンプルオレンジSは月額基本使用料が850円、通話料が15.75円/30秒で、同社の全プランのうち基本使用料が最安値となる。シンプルオレンジLは月額基本使用料2,425円、通話料が10.5円/1分で、通話料が低廉になる。いずれも無料通話分は付かない。

KDDIではシンプルプランを選択した場合、購入費用サポートがなくなるため携帯電話機代金が21,000円高くなったが、ソフトバンクモバイルのシンプルオレンジでも、新スーパーボーナスによる月額料金の割引が20,880円(870円×24カ月)少なくなるので、実質的には同様に携帯電話機代金が高くなることになる。ただし、新スーパーボーナス割引額が月々780円の電話機を購入した場合、シンプルオレンジを選択することによる割引の減額は780円×24カ月の18,720円となる。

ソフトバンクモバイルでは、KDDIへの対抗プラン「オレンジプラン」およびNTTドコモへの対抗プラン「ブループランで」、他各社が新サービスを発表した場合24時間以内に対抗サービスを打ち出す方針としており、今回もその方針に沿ったもの。

KDDIはシンプルプランと同時に月額有償制の追加アフターサービス「安心ケータイサポート」を発表したが、これについては料金プランでないため、ソフトバンクモバイルでは対抗策の対象外としている。なお、ソフトバンクモバイルは既に、月額498.75円で故障時の修理代金を無料などとする「あんしん保証パック」を提供している。