kaptchaプロジェクトは2日(米国時間)、kaptchaの最新版となる「kaptcha 2.0」をリリースした。kaptchaはJavaで開発されたキャプチャアプリケーションである。類似アプリケーションにはsimplecaptchaやjCaptchaがある。simplecaptchaは簡単に扱えるがすでにメンテナンスがされておらず、jCaptchaも優れたプロダクトだがもっと簡単に扱えるキャプチャアプリケーションが必要だということがkaptchaの開発動機とされている。

ここでいう「キャプチャ」というのは自動生成される読み取りにくい文字列の画像のことである。スパムを防止する目的で掲示板投稿やユーザ登録の際に表示される画像のことで、kaptchaはこの画像を生成するためのアプリケーションだ。

kaptchaプロジェクトのページ(一部) - キャプチャの例

kaptcha 2.0ではソースコードの大幅なリファクタリングが実施されたほか、web.xml初期パラメータに関する説明がドキュメントとして提供されている。またいくつかの細かいバグも修正されている。JavaでWebアプリケーションを開発している場合にキャプチャが必要となるのであれば、kaptchaの採用を検討するとよいだろう。