10月1日(米国時間)、イリノイ州シカゴのMcCormick Placeにおいて、米Adobe Systemsが主催するテクニカルカンファレンス「Adobe MAX 2007 North America」がいよいよ開催する。

Adobe MAXは、2005年まで米Macromediaの下で「Macromedia MAX」という名称で開催されていたテクニカルカンファレンス。米Adobe Systemsの同社買収に伴い、昨年から「Adobe MAX」へと名称を変更。取り扱うテクノロジーの数を大幅に増やし、大きくリニューアルされた。

今年のAdobe MAXは「Connect. Discover. Inspire.」をテーマに掲げ、米国、スペイン、日本の3カ国で順次開催される。なかでも同社が拠点を置く米国のAdobe MAX 2007 North Americaは規模が大きく、3日間で合計200以上のセッションが用意されている。

Adobe MAX 2007のオープニングを飾るNorth Americaでは、新技術に関する発表も多数行われる見込みだ。特に、今年秋から冬にかけてのリリースが予定されている「AIR(Adobe Integrated Runtime。開発コード名:Apollo)」や「Flex 3」には大きな注目が集まる。次世代のRIAプラットフォームとして本命視されているAIRの進捗はどうなっているのか。リリースと同時のオープンソース化が予定されているFlex 3は現在どのような状況にあるのか。また、2008年初頭のリリースが予定されている「AIR 1.1」ではユーザーのニーズをどこまで取り込めるのか。こうした点は本誌読者も気になるところだろう。

同カンファレンスの詳細は追ってリポートしていこう。

Adobe MAX 2007 North Americaが開催されるイリノイ州シカゴ。レセプションパーティが開催された9月30日は最高気温28度、夏のような日差しに恵まれた

Adobe MAX 2007 North Americaが開催されるMcCormick Placeの様子。会場ではAdobe MAXのロゴがあちこちに掲げられ、来場者の気持ちを盛り上げる