ソニースタイル・ジャパンは、ワンセグ搭載ウォークマン「NW-A910」シリーズのプレミアム商品として、「NW-A919/BI」を発売する。カラー名称はアイスブラックで、メモリー容量は16GBモデルのみとなる。販売予定価格は47,800円で、受注期間は11月下旬以降の予定。本日から、本製品を優先的に購入できる権利を得られる「先行予約エントリー」の受付を開始している。

「NW-A919/BI」

店頭販売モデルとNW-A919/BIとの違いは、筐体デザインにある。深絞り工法を用いて、側面や底面に継ぎ目がない状態で作られている高い剛性を持った筐体だ。さらにこれを研磨職人が手作業でみがき、その上から硬度の高いブラッククロムでメッキを施しているという。またメーカー保証が3年間受けられる保証サービス「ベーシック」が付属する。

NW-A919/BIを含むNW-A910シリーズは、ワンセグ放送および音楽の視聴・録画・録音が可能な小型携帯プレーヤー。2.4型液晶ディスプレイを搭載し、サイズは約47.2(幅)mm×約86.0(高さ)mm×約12.3(薄さ)~約11.3(最薄部)mm、重さ約74gとなっている。

対応コーデックは、ビデオではAVC(H.264/AVC)Baseline Profile形式、MPEG-4。音声ではMP3 / WMA / AAC / HE-AAC / ATRAC / ATRAC Advanced Lossless / リニアPCM。JPEG形式の画像を表示できる。

ワンセグ視聴

EPG番組表に対応し、最大10番組の放送時間と番組タイトルを表示可能で、約6時間の連続視聴を行える。字幕と番組情報表示にも対応しており、縦横どちらの状態でも画面表示できる。また「ここまでの字幕」機能を備えており、番組を見始めた時点までの字幕をさかのぼって表示できる。番組やチャンネルを変えても自動的に履歴を取得し後から一覧表示することも可能だ。

視聴画面の設定は、ワンセグ視聴中に「Option」メニューを選択後変更できる。

ワンセグ録画

1時間番組の録画で約140MB~180MBの空き容量が必要で、16GBモデルのみのNW-A919/BIの場合、最大約100時間分(350kbpsでの配信時)、連続8.5時間のワンセグ録画が可能。録画仕様は、動画圧縮形式がAVC(H.264/AVC) Baseline Profile。解像度はQVGA(320x240、320x180)となっている。音声圧縮形式はAAC-LC / AAC+SBR、ビットレート24kHz時最大96kbps、48kHz時最大256kbps。

録画機能としては、EPG対応による「予約録画」(最大10件)、視聴中の番組を終わりまで録画する「この番組録画」、同じ番組を繰り返して録画する「毎回録画」を備えている。

録画した番組を視聴するには、ホームメニューから「ワンセグビデオ」を選択する。字幕対応のビデオの場合、すべての字幕を一覧表示できる「字幕一覧」機能を利用可能。また、視聴・録画ともノイズキャンセリング機能を有効化できる。

「ダイレクトエンコーディング」機能

「ダイレクトエンコーディング」は、CD / MDプレーヤーやコンポなどと接続して、NW-A910シリーズ上で直接録音できる機能で、ATRAC 64 / 128 / 256kbps、リニアPCM 1.4Mbpsの録音に対応している。PCを介する必要はなく、録音元の再生に合わせて自動的に録音を始めるシンクロ録音や、手動によるマニュアル録音を行える。NW-A910シリーズ上で録音した楽曲データは、PCとの接続後同梱の音楽管理ソフト「SonicStage CP」に取り込むことができる。