新東通信は、セカンドライフ内でアバターが製品名やロゴの入った広告ツールを持ち歩き、他のアバターに接近することでブランドや商品、サービスを認知させる広告商品「SLPPA(スルーパ)」の販売を28日より開始する。

配布する広告ツールはブランド店のような紙バッグ型が基本だが、オプションで違う形状の造形も可能

ユーザーは、SLPPAを任意の場所に設置された自動配布機から無料で入手して装着し、セカンドライフ内を自由に動き回ることで広告ツールを他のアバターに見せる。これにより、広告主は看板や建造物を設置するよりも能動的にアバターへのアプローチが行え、ツールにリンクプログラムを埋め込めばセカンドライフ内の任意の場所やWebページへ誘導することも可能だ。

この広告ツールにはセンサーが内蔵されており、半径3m以内に近付いたアバターの数をカウントして100人に達するとユーザーにリンデンドルで報酬が支払われることになる。この仕組みは、広告が他のユーザーに対して接近した数を保証して支払いが発生する「接近保証型広告(PPA:Pay Per Approach)」として同社が開発したもの。広告主は、基本料金+接近ユーザー数によって広告料金を支払う。同社はSLPPAを法人向けに販売し初年度2,000万円の売上げを目指すとしている。