東芝グループは21日、10月1日からの「ピンクリボン」月間に、グループを挙げて啓発運動を実施すると発表した。2003年の開始以来、今年で5回目となる。

「ピンクリボン運動」とは、乳がんの早期発見/診断/治療の大切さを訴える運動。1980年代にアメリカに端を発して盛んになった。"ピンクリボン"は、そのシンボルマークで、かねてから東芝グループは、その趣旨に賛同している。

具体的な啓発運動としては、まず、東芝本社ビル1Fにマンモグラフィの展示。東芝セミコンダクター社は「USBフラッシュメモリ」の"ピンクリボン"協賛商品を10月から販売し、収益の一部を、財団法人日本対がん協会「乳がんをなくす ほほえみ基金」に寄付する予定だという。

東芝ビジネス&ライフサービスは、2006年8月からグループ内でオリジナルの「ピンクリボン・ミネラルウォーター」を販売、2007年2月までに販売した16万7,000本の収益金の一部50万円を同基金に寄付している。

東芝メディカルシステムズでは、乳がん診断のトータルソリューションを提供。2003年からは、"ピンクリボン"の関連イベントにマンモグラフィの実機やマンモ検診車を展示している。

東芝グループは、CSR活動の一環として、今後も活動の輪をグループ全体に広げていきたいとしている。