KDDIは25日、映像コンテンツをオンデマンドで配信し、ユーザ自身がDVDに焼くことのできる「DVD Burning」を9月27日より提供することを発表した。このサービスはブロードバンド回線を通じ、映画やアニメ等の映像コンテンツを直接PCのDVD-RWに書き込めるというもの。市販されているDVDとほぼ同クオリティの映像をダウンロードし、DVDソフト化することができる。焼き込みの所要時間は環境にもよるが、4.7GBの映画1本につき15~30分ほど。

サービス概要の図解

ワーナーブラザース、吉本興業など国内外の60社がコンテンツ提供者として名を連ねており、新作、大作はもちろん、DVD化されていない作品や廃盤になってしまったものまで、幅広くラインアップしていくという。

トップページを開くと、36の作品サムネイルがユーザを出迎える。その中の1つをクリックすれば、監督やスタッフ、キャストが同じ作品や同ジャンル、似た雰囲気のものが自動的に6本リストアップされる。この「つながりマップ」は「店舗に行ったときのように、偶然作品を手に取る、といったようなことをwebでどうにかして行えないかと考え、出来上がったサービス」(KDDI・大槻氏)だという。さらに、ナビゲーターによるオススメ作品を紹介する番組を動画配信するなど、商品と同時に"選ぶ楽しさ"も提供する。

店頭で実際にたくさんのDVDジャケットを目にしているかのような気分が味わえる

オープニング記念キャンペーン価格は新作が1,980円、旧作が698~1,090円(10月31日まで)。月会費や登録料は不要。今回のサービスインを記念して、ワーナー エンタテインメント ジャパンは『300<スリーハンドレッド>』を、DVD発売とほぼ同時に配信開始する。希望小売価格が2,980円のところを、1,980円でDVDに焼くことができるというのだから非常にお得だと言えるだろう。その他、7日に発売されたレオナルド・ディカプリオ主演の『ブラッド・ダイヤモンド』や、ヒュー・グラント&ドリュー・バリモアの『ラブソングができるまで』も同価格で入手できる。