ソニーは、本体・ディスプレイ一体型ボードPC「VAIO Type L」に22型ワイド液晶(以下、22型)を追加した。店頭想定価格は「VGC-LT70DB」が約28万円、「VGC-LT80DB」は約37万円となっている。発売はそれぞれ10月6日予定。

「VGC-LT70DB」「VGC-LT80DB」

新type Lはデザイン面に手を加え、透明フレームおよびアルミレールを採用。従来のクリアパネルをさらに透明にした。アルミレールでは高級アルミヘアライン素材を利用し、クリアフレームに隙間なくはめ込むレール式取り付け構造を採っている。

透明フレームおよびアルミレールを採用。LEDデザインも見直されている

キーボードおよびマウスも新デザインを採用。キーボードは約130mm(奥行)×約460(幅)mm×31(高さ)mmで、VAIO type Cやtype Tと同じキーデザインとなり、長い爪でも引っかかりにくくなった。そのほか画面の拡大を行うズームボタン、FeliCaボタン、イジェクト/スリープボタンなどを備えている。マウスはVAIO初の5ボタンとなっている。

キーボードは約130mm(奥行)×約460(幅)mm×31(高さ)mmで、VAIO type Cやtype Tと同じキーデザイン

マウスはVAIO初の5ボタン

全機種とも地上デジタルチューナーを内蔵し、地デジ対応VAIO Video Explorerを同梱。「カタログビュー」機能を利用すると、TV番組で紹介された商品や店舗などの情報を検索し、クリックするだけでショッピングサイトにアクセスできる(サービスイン時は、CATVを除く関東主要キー局のみ。東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・山梨・栃木・群馬以外の地域に関しては順次対応予定)。

AV関連では、地上デジタル放送視聴録画ソフトウェアとして「TV Enhance for VAIO」を用意。発売と同時にアップデートプログラムなどを公開する予定となっている。また、全機種ともダイナミクスウーファーを搭載し、従来の内蔵スピーカーではカバーできない低音域の再生を実現。131万画素の内蔵カメラを搭載した。

22型および19型は壁掛け(VESA規格)に対応。リアカバーとスタンド部分を外し、BRAVIAの金具とVAIO専用部品を使って壁に掛けることができる。また22型は、背面上部にあるレバー付き専用ベイを利用し、HDDを1台搭載できるようになっている。

リアカバーとスタンド部分を外し、BRAVIAの金具とVAIO専用部品を使って壁に掛けることができる

背面上部のレバー付き専用ベイに、HDDを1台搭載できる

VGC-LT70DB

VGC-LT70DBは、CPUとしてCore 2 Duo T7250(2GHz)、チップセットとしてモバイル Intel GM965 Expressを採用。グラフィック機能としてIntel GMA X3100(チップセット内蔵)を備える。光学ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブを装備。

VGC-LT80DB

VGC-LT80DBは、CPUとしてCore 2 Duo T7500(2.20GHz)、チップセットとしてモバイル Intel PM965 Expressを採用。グラフィック機能としてNVIDIA GeForce 8400M GTを備える。光学ドライブとしてBlu-ray Discドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能搭載)を装備。

共通スペック

共通スペックとしては、1680×1050ドット(WSXGA+)表示対応の22型ワイド液晶ディスプレイを搭載。地上デジタルチューナー×1、アナログチューナー×1、約500GBのHDDを内蔵している。インタフェースにUSB 2.0×5、FeliCaポート、ビデオ入力×1、Sビデオ出力×1、光デジタルオーディオ出力(角型)×1を採用している。また、SD(SDHC)メモリーカードスロット×1、ExpressCard/34×1、メモリースティック(標準 / Duo / PRO)スロット×1を備える。LAN機能は10Base-T / 100Base-TX / 1000Base-T対応、無線LANはIEEE802.11a/b/g/n準拠となっている。