ドゥカティ、デスモセディチRRの詳細を公開

    西尾淳  [2007/09/19]

    ドゥカティ・ジャパンは、motoGPマシンのレプリカモデル「デスモセディチRR」(Desmosedici RR)の写真やスペックを公開した。同モデルは2007年の年末まで予約を受け付けている。引き渡し時期などは未定。価格は866万2,500円。

    ドゥカティ デスモセディチRR

    デスモセディチRRは、2006年のmotoGPマシンを設計のベースとした公道走行可能なレプリカマシン。飛び抜けて高価な価格など、従来のスーパースポーツバイクや、レーサーレプリカとは一線を画する。すでに写真やスペックが各サイトで掲載されているが、今回届いたスペックが最終決定されたものだと思われる。日本での価格は825万円+消費税だが、これには3年間の新車保証やメインテナンス、専用バイクカバー、パドックスタンド(メインテナンススタンド)、レーシングエキゾーストキット+CPU(レース専用キット:公道走行不可)などが含まれる。

    エンジンはV型(ドゥカティはL型と呼ぶ)90度の水冷4気筒。ボア・ストローク86×42.56mmの989ccとなる。最高出力は200HP/13,800rpm、最大トルク11.8kgm/10,500rpm(どちらもレーシングエキゾーストキット使用時)。バルブ駆動にはロッカーアームを使用した強制開閉機構のデスモドローミック。70°オフセットのクランクピンを使用し、点火順序は0°-90°-290°-380°となる。また触媒を備える標準エキゾーストシステムであれば、ユーロ3排出ガス規制にも準拠する。

    フレームは「チューブラートレリス ハイブリッドフレーム」と呼ばれるもので、パイプフレームとカーボンファイバー製リアシートフレームからなる。スイングアームはアルミ合金製。フロントサスペンションはオーリンズ製φ43mm加圧型倒立タイプ。リヤショックもオーリンズ製だ。これらの構成やディメンションはmotoGPマシンとほぼ同一だという。

    エンジン。V型(L型)水冷4気筒という構成はmotoGPマシン譲り

    バルブはロッカーアームを使用する強制開閉式(デスモドローミック)

    フレームワーク。シートフレームはカーボン。スイングアームはエンジンマウント

    デスモセディチRRの走行シーン

    諸元表
    エンジン形式 L型4気筒、水冷DOHC、デスモドロミック、1気筒あたり4バルブ、ギア駆動
    排気量 989cc(86×42.56mm)
    最高出力 147.1kW(200hp)/13,800rpm(レーシングエキゾースト使用時)
    最大トルク 11.8kgm(85.55lb-ft)/10,500rpm(同上)
    燃料供給 マニエッティマレリ製4連φ50mmオーバルスロットルボディ
    12穴"マクロジェット"スロットル上方インジェクター
    マニュアルアイドリングコントロール
    排気システム 4-2-1、上方排気
    排気ガス対策 ユーロ3(標準エキゾーストシステム)
    トランスミッション 6速、カセットタイプ
    クラッチ 乾式多板、スリッパークラッチ、油圧式
    カウル フルカーボンファイバー製ボディワーク
    フレーム 鋼管トレリスハイブリッド、カーボンファイバー製シートフレーム
    Fサスペンション オーリンズ"FG353P"フォーク、φ43mm、TiNコート
    リアサスペンション オーリンズ製
    ホイール マルケジーニ製、マグネシウムリム、7本スポーク
    タイヤ ブリヂストン製、F:120/70 R17、R:200/55 R16
    フロントブレーキ ブレンボ製ラジアルマウント、φ34mm 4ピストンキャリパー
    5mm厚φ330mmセミフローティングディスク
    リアブレーキ φ240mmディスク、φ34mm 2ピストンキャリパー
    タンク アルミニウム製
    乾燥重量 171Kg
    インストルメント 新型軽量"Corse"電子式多機能LCDダッシュボード

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