ナナオは18日、印刷・出版・新聞などのグラフィックユーザー向けの29.8型ワイドモニター「EIZO ColorEdge CG301W(カラーエッジCG301W)」を2008年1月下旬に発売すると発表した。ColorEdge CG301Wは、画面表示の均一性を高める「デジタルユニフォミティ補正回路」を搭載し、Adobe RGB色域の97%が表示可能など、厳密な色表示が求められる印刷、出版、広告、商業写真などのグラフィックス用途に向くハイエンドモニター。

本体に画面の回転機構をもち、縦に回転させることで新聞1ページを実寸で表示させることができる

色管理に関しては、ナナオ独自の制御ICチップ「ASIC」によるハードウェア・キャリブレーションに対応。別途キャリブレーション機器を用意することによって、より確実なキャリブレーションを行うことができるとしている。また、専用キャリブレーション・ソフトウェアに、2007年末にリリース予定の「ColorNavigator 5.0」が標準添付され、目標値をダイアログボックスから選ぶだけで、精度の高い色調整を自動的に行えるという。対応するキャリブレーション・センサーはX-Rite社のEye-Oneシリーズ、OPTIXシリーズ、ColorVision社のSpyder2シリーズとなっている。

入力端子は24ピンのDVI-Dを2系統備え、内ひとつはHDCPに対応する。予想実売価格は約50万円。