三菱重工業(MHI)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、月周回衛星「かぐや」(SELENE)を搭載したH-IIAロケット13号機を、種子島宇宙センターより打上げた。「かぐや」は日本初の本格的な月探査機。およそ3週間かけて月の周回軌道に投入され、1年間に渡って全球観測を実施する予定だ。

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打上げられたH-IIAロケット13号機

H-IIAロケット13号機は、打上げ業務がMHIに移管されてから、実際に打上げられた初めての機体となる。当初、8月16日の打上げを目指していたが、衛星の不具合により、打上げが1カ月遅れていた。さらに今月、天候不良により、打上げを1日延期していた。