ポルシェAG(ドイツ)は、同社のSUV「カイエン(CAYENNE)」シリーズに、新たなモデル「カイエンGTS」を追加すると発表した。日本での発売は9月18日より。価格はティプトロニックS(ハンドル:左/右)が1,062万円、6速マニュアル(ハンドル:左)が1,020万円となる。なお、「カイエンGTS」は9月11日から始まるフランクフルト モーターショーで世界初公開となる。

カイエンGTS

「カイエン」はポルシェ唯一のSUV(スポーツユーティリティビークル)として、独自の人気を得ている。現在、カイエンのラインナップは3.6L(リッター)の「カイエン」、4.8Lの「カイエンS」、4.8L+ターボの「カイエン ターボ」という3モデルだが、今回追加される「カイエンGTS」は、「S」と「ターボ」の間に位置するモデルとなる。

カイエンGTSに搭載されるのは、性能向上を図った4.8LのV型8気筒エンジン。ダイレクトフューエルインジェクション(DFI)を採用し、最高出力298kW(405ps)/6,500rpmを得ている(カイエンSは283kW (385ps) /6,200rpm)。

カイエンGTSの特徴は、車高の24mmダウン、最終減速比のローギヤード化、さらに同社のスポーツカーと同じように、電子制御ダンパーシステムとスチール製スプリングを組み合わせるという手法が取られていること。これらによりカイエンシリーズ中、もっともスポーティな走りを見せるという。

カイエンGTSのエクステリアは、フロントマスクとリアのデザインはターボと共通。しかしホイールアーチが14mm拡大され、21インチホイールが標準装備される。また専用色としてGTSレッドとノルディック・ゴールド・メタリックの2色が用意される。

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