既報のとおり、Red HatはすべてFLOSSで構成されたOpenJDKを構築するプロジェクト「The IcedTea Project」を推進している。OpenJDKで提供されているプロダクトのうちいくつかをGNU Classpathで提供されているプロダクトで置き換え、FLOSSのみで構築されたJavaを作成しようというもので、ビルドにはgcjが活用されるようだ。

8月31日(オランダ時間)、Fedoraの開発ブランチであるFedora Rawhide向けにjava-1.7.0-icedteaパッケージが用意された。これは、特にFedora 8 test 2を目的として用意されたパッケージで、OpenJDK b18およびIcedTea 1.3を組み合わせて構築されている。

次期FedoraであるFedora 8のリリースは2007年11月中になるとみられるが、このままいけば同ディストリビューションにはIcedTeaで構築されたJavaが用意されることになりそうだ。デフォルトインストールされるようになればJavaの導入が簡単になる。