専修大学がネットワーク基盤にシスコ製品を採用

    はなおかたかこ  [2007/09/05]

    シスコシステムズ(以下、シスコ)は4日、専修大学の情報科学センターのネットワーク基盤に同社製品が導入されたことを発表した。このネットワークは、学生約2万人と教職員約800人、サーバ約100台とクライアントPC約1,700台、神田(東京都)と生田(神奈川県)の2つのキャンパス全域をカバーする構成。2台のコアスイッチにすべてが集約された、極めて負荷が高かったこれまでの環境から、ネットワークの対障害性/管理性を高める構成に変更された。

    これまで同大学のサーバ群は、生田キャンパス9号館にあるコアスイッチに直収されていたが、これを整理し、サーバファームにまとめることで、セキュリティを考慮した安全で信頼性の高いイントラネットデータセンターが誕生した。具体的には、生田キャンパス9号館にコアスイッチとデータセンターのスイッチにCisco Catalyst 6500を各2台ずつの冗長構成で導入。さらに、生田キャンパスの1号館と10号館にも2台ずつCisco Catalyst 6500を配置し、9号館と1号館/9号館と10号館の間をそれぞれ10Gbpsで結んだ。サーバファームの拡張性とセキュリティを考慮し、データセンターのスイッチにはファイアウォールモジュールを搭載。また、高速で効率的なサーバアクセスのためにコンテントスイッチングモジュール、SSLサービスモジュールも搭載した。なお、神田キャンパスとは1Gbpsのダークファイバで結ばれている。

    クライアント側には、学生や教員の持ち込みPCの利用を実現するため、約170カ所のアクセスポイントにCisco Aironetを設置。すべてのゼミ室や食堂などのコミュニケーションスペース、新校舎を網羅するワイヤレスLANを整備した。セキュリティレベルが保障できないクライアントPCから、万が一、ウイルスやワームが侵入しても、システム全体に影響が出ないデザインとなっている。

    さらに、セキュリティアプライアンスCisco ASA5540が採用されたことで、学生はVPN経由で校内のPCにアクセスできるようになった。これにより、従来は休日や夜間は使用できなかった大学所有の高額な統計用アプリケーションが利用可能になった。専修大学では、今回構築した高速で安定して使えるネットワークインフラを活用し、さらなる情報教育の充実を図る予定だという。

    専修大学の新ネットワーク図

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