イスラエルのMempileは、独自に研究開発した「TeraDisc」技術によって、最大データ容量が1TバイトとなるDVDサイズの光学ディスクの完成を目指している。

TeraDiscは、非線形2光子を応用することで、透明なバーチャルレイヤ(記録層)の多層化を可能にする技術である。5Gバイトの記録層を200層も重ね合わせることによって1Tバイトという大容量を実現し、これをDVDディスク1枚の厚さである1.2mmに抑えることを目標に掲げている。

間近に完成が期待される1Tバイトの光学ディスクは、基本的にはライトワンス(WORM:Write Once Read Many)にしか対応していないようだが、Blu-rayやHD DVDなどの次世代ディスクと比較しても、かなり安価に製造できることが大きな特徴になるという。