世田谷線沿線の商店街やNPO法人、東京急行電鉄などで組織されている「玉電100周年記念イベント実行委員会」はこのほど、旧多摩川線の開通100周年を記念して、1,000セット限定のオリジナルDVD『懐かしの玉電』を発売した。

「懐かしの玉電」DVDケースデザイン

旧玉川線は「玉電」の愛称で親しまれ、1907年3月に開通、1969年の5月に廃止された。今回発売されるDVD『懐かしの玉電』には、沿線在住のアマチュアカメラマンで、東京急行電鉄OBでもある荻原二郎氏が1969年に撮影した玉電のカラー8ミリフィルムを収録。玉川本線や砧線を走るデハ40系や、玉電の廃止日(1969年5月10日)に運行された「花電車」など貴重な映像を見ることができるとしている。

懐かしい玉電の写真が載っているポストカード

さらに、荻原氏など玉電とゆかりの深い人々のインタビューも収録されており、玉電の歴史が凝縮された1枚となっているという。なお特典として、玉電の開通時に発売された絵はがきを復元したオリジナルポストカードが付く。

映像は約40分のカラー(一部モノクロもあり)で、価格は3,500円。同実行委員会の事務局である特定非営利活動法人「まちこらぼ」のウェブサイトから申し込み、送料は別途1,000円かかる。