日経リサーチは、3月より提供しているブログ解析サービス「BlogVizセンサー」のバージョンアップを実施、機能強化を図った。バージョンアップでは、ユーザー企業による要望に応え、評価文章のポジティブ/ネガティブ分析の機能拡充、評価文章の本文やコメントの区別がより詳細に表示できるようになった。

今回の機能強化では、ランキング外の文章を検索できる検索ボックス設定機能や、ポジティブ/ネガティブ別の語彙ランキング表示機能、またポジティブ/ネガティブに該当しないキーワードを"ニュートラル"とし、三つの区分で表示可能となった。

そのほか、関連ワードの絞込み機能を追加し、関連の薄いブロガーコミュニティを除外したマップの閲覧機能を提供する。キーワードを含むコミュニケーション全体と、該当するキーワードに限定したコミュニケーションの双方を閲覧することができる。

「白い恋人」問題、ブロガーの反応は

同社は27日、「BlogVizセンサー」のバージョンアップにあわせ、賞味期限の表記改ざんを行った石屋製菓の「白い恋人」について、ブロガーの反応を調査した。

調査によると、キーワードの露出量が急増したのは、最初の記者会見の翌日15日で、投稿数449件を記録した。16日には同社社長が改ざんを認知していたことが明らかになり、595件にまで上昇。不祥事発覚後、エントリへのコメントが平均3件程度ついており、日経リサーチは、ブロガーの商品に対する関心の高さが伺えるとしている。

「白い恋人」に対するブロガー反応度の時系列推移(8月11日~23日)

改ざん発覚以前の商品評価は、「おいしい」「おみやげとしてもらって嬉しい」といったコメントが投稿されるなど、常時3割以上のポジティブ評価を得ていた。しかし改ざん発覚後、評価は急落し、記者会見が行われた8月14日を含む8月12日の週のポジティブ評価は16.4%、ネガティブ評価は1割超で増加し「残念」「ショック」といった表現が多く投稿されたという。

しかし、改ざん発覚後も味について高い評価を得ており、「大好き」「食べたい」というコメントのほか、「復活してほしい」といった販売再開を望むコメントが多く投稿されたという。

「白い恋人」に対する評価文章の構成比率時系列グラフ(7月1日~8月25日)

さらに、登録したキーワード(白い恋人)を含む文章に限定したコミュニケーション状況を把握できるブロガーネットワークでは、石屋製菓・社長記者会見後の話題は「今後の北海道土産をどうするか」が中心だったという。

8月16日の石屋製菓・社長記者会見後のブロガーネットワーク