ホンダは、原付(50cc)のビジネスバイク「スーパーカブ50」シリーズ、「プレスカブ50」シリーズと、「リトルカブ」について、環境性能の高めるなどの一部改良を行い発売する。「スーパーカブ」「プレスカブ」シリーズは9月21日発売、価格は20万4,750~23万6,250円。「リトルカブ」の発売は10月5日、価格はキックタイプが21万円、セルフスターター併用タイプが23万1,000円。

リトルカブ(プコブルー)

スーパーカブシリーズは、1958年に初代モデルを発売して以来、低燃費や静粛性、信頼・耐久性に優れた4ストロークエンジンを搭載し、乗り降りしやすい低床バックボーンタイプのフレームや、クラッチ操作を省いた自動遠心式クラッチの採用などで、幅広いユーザーに愛用されているロングセラー。現在、13カ国で生産され、これまで延べ160カ国以上で販売されている。スタンダードな「スーパーカブ」のほか、主に新聞配達のために大型キャリアを装備した「プレスカブ」、小径ホイールとクラシカルなカラーが施された「リトルカブ」が発売されている。

今回の変更では環境性能を向上させるため、電子制御燃料噴射システム「PGM-FI」を新たに搭載した。また、排気ガスを浄化する触媒装置(キャタライザー)をエキゾーストパイプ内に装備することで、平成18年国内二輪車排出ガス規制に適合させている。なお各モデルの燃費は、スーパーカブが130.0~146.0km/L、プレスカブが115.0km/L、リトルカブが109.0~113.0km/Lとなっている(国土交通省届出の30km/h定地走行燃費)。

外観は、エンジンのクランクケースカバーをシルバーからブラック塗装に変更し、マフラーガードの形状を従来のパイプ状からマフラーと一体感のある形状に変更した。またリトルカブのボディカラーは、「プコブルー」「バージンベージュ」「ムーンストーンシルバーメタリック」「ブラック」「タスマニアグリーンメタリック」の5色をラインナップした。

スーパーカブ50 スタンダード(アバグリーン)

プレスカブ50 スタンダード(セイシェルナイトブルー)

リトルカブ(ブラック)

リトルカブ(バージンベージュ)

リトルカブ(タスマニアグリーンメタリック)

リトルカブ(ムーンストーンシルバーメタリック)