アスミック・エース エンタテインメントはリュック・ベッソン監督の最新作『アーサーとミニモイの不思議な国』の先行ロードショーを9月15日から3日間行うことを発表した。3連休に合わせての上映で、9月22日からの全国ロードショーを待てないファンには嬉しいサプライズだ。

フレディ・ハイモア演じる主人公のアーサー

この作品は主人公の少年・アーサーが体長2ミリのミニモイ族の世界に入り込み、悪魔マルタザールを倒す冒険物語。『グラン・ブルー』や『レオン』、『フィフス・エレメント』などのヒット作を送り出してきたリュック・ベッソンが原作、監督、脚本を担当。原作本となる『アーサーとミニモイたち』と続編3冊はフランスで100万部以上を売り上げ、世界34カ国で翻訳される大人気シリーズとなっている。

3Dアニメで描かれるミニモイ族はとてもリアル

ベッソン監督の初のアニメーション映画は、企画から完成まで7年を要したという。100人以上のスタッフが専用スタジオに住み込み、「ライブアクション」と「3Dアニメ」を融合させる新しい手法に取り組んだ。制作に3年の歳月と80億円を費やした。ヨーロッパ・アニメ映画の平均予算が10~13億円ということを踏まえれば、そのスケールの大きさがわかるというものだ。

自宅の屋根裏で、冒険家だった祖父の残した書物を見つけるアーサー。そこにはアフリカの謎の民族"ミニモイ"の秘密が……

主人公・アーサーには『チャーリーとチョコレート工場』で天才子役ぶりを発揮したフレディ・ハイモア。アーサーの祖母には多数のウディ・アレン作品でおなじみのミア・ファロウ。また、マドンナ、デイィッド・ボウイ、スクープ・ドッグなどそうそうたるメンバーが声優として関わっている。また、日本語吹き替え版では、神木隆之介がアーサーのボイスを担当している。

今回決定した9月15・16・17日の先行ロードショーの劇場情報および上映開始時刻は公式サイトにて近日発表される。全国ロードショーは9月22日から東京・丸の内プラゼール他、松竹・東急系にて。

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