NECは8月24日、イーサネット・スイッチ「UNIVERGE QXシリーズ」の新機種7モデルを発売した。
「UNIVERGE QX-S3652PBS-PW」は48ポートのスイッチで、PoE(Power on Ethernet)による給電機能を備える。10/100BASE-TXポートを48ポート装備し、すべてにIEEE 802.3afによるPoE給電が可能。給電能力はポート当たり最大15.4W、装置全体では最大300Wの給電が可能(DC電源使用時には、最大給電能力は740Wになる)。1Gbps Ethernetを最大4ポート確保することも可能。スイッチング容量は17.6Gbpsで、処理能力は毎秒13.1Mパケット。IP電話機等の接続用としての需要を見込む。出荷開始は8月28日の予定。価格は53万円(税別)。
このほか、ファンレス構成による静音稼働を実現したノン・インテリジェントスイッチ6モデルも発売された。10/100BASE -TX対応モデル(QX-S400シリーズ、8月28日出荷開始予定)が3機種、1000BASE-T対応モデル(QX-S700シリーズ、9月11日出荷開始予定)が3機種で、それぞれ8ポート、16ポート、24ポートとなる。
ポート数と価格は以下の通り
10/100BASE-TXモデル
製品名 | ポート数 | 価格 |
QX-S408B | 8ポート | 1万3,000円 |
QX-S416B | 16ポート | 3万1,000円 |
QX-S424B | 24ポート | 4万1,000円 |
1000BASE-T対応モデル
製品名 | ポート数 | 価格 |
QX-S708B | 8ポート | 3万3,800円 |
QX-S716BP | 16ポート | 7万9,800円 |
QX-S724BP | 24ポート | 9万9,800円 |
QX-S700シリーズでは、QoS機能やVLAN機能も実装する。同社では、UNIVERGE QXシリーズ全体で今後3年間で6万システムの販売を見込む。