キヤノンは23日、同社のスキャナCanoScanシリーズの新機種、CanoScan 8800FとCanoScan LiDE 90を8月30日に発売を開始すると発表した。実売予想価格は、8800Fが2万6,000円前後、LiDE 90が1万円前後となっている。
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CanoScan 8800F |
CanoScan LiDE 90 |
CanoScan 8800Fは読み取り解像度4,800×9,600dpiのCCD搭載スキャナで、反射原稿だけでなく35mm及びブローニー判のフィルムスキャンにも対応している。今回新たに光源として、高輝度白色LEDを搭載したことにより、蛍光管ランプ採用の従来の機種で約30秒かかっていたウォームアップの時間が不要になり、電源を入れてすぐにスキャンが可能になった。同社ではLED光源を採用したことによる画質への影響を「光量は従来の冷陰極管蛍光ランプと同等のレベルになっており、画像処理技術を改良しているため、スキャン画質は向上している」としている。また、LED光源とともに低消費電力型のACアダプタを採用したことにより、従来機種と比較し、待機時の消費電力を大幅に削減することに成功したという。サイズは、272(W)×479(D)×100(H)mm。従来機種の8600Fと比較して20mmの薄型化を実現している。
CanoScan LiDE 90は、新設計のCISセンサを搭載し、A4スキャナとしては、250(W)×364(D)×40(H)mmという世界最小クラスを実現し、実売予想価格は1万円前後となっている。
両製品とも「デュアルガマット色変換処理技術」の採用によって、原稿の持つ広い色域の色再現の忠実性を向上している。また、ユーティリティソフトとして検索機能やPDF編集機能、画像補整/加工機能などを搭載したMP Navigator EXが付属する。対応OSは、Windows Vist / XP SP1,SP2 / 2000 Professional SP2,SP3,SP4およびMac OS X v10.2.8～v10.4(ただし、OSの種類、バージョンによって一部使用制限がある)。
