三井情報(以下、MKI)は22日、内部統制コンサルティングのサービス充実を目指し、「評価支援」サービスの提供開始を発表した。内部統制対応企業の関心が、「構築」から「評価」に移行しつつある現状を踏まえ、内部統制の独立評価を推進する上で必要なノウハウを提供していく。

MKIは、米国SOX法404条の豊富な対応経験を活用して、J-SOX法(金融商品取引法)の内部統制のPMO(Project Management Office)支援コンサルサービスを提供している。上場企業では文書化の全社展開が9月末で終了する企業もある中、当事者の関心は内部統制の「構築」から「評価」に移行しつつあるが、この状況を踏まえて9月より「PMO支援」サービスから「評価支援」サービスへ重点を移す。

「評価」は文書化以上に作業量が多く、以下のような課題を抱えている。

  • リスクごとのサンプル評価件数が膨大で、不備発見の場合は是正措置が必要
  • 是正時間確保のため、本番年度に先駆け今期中に評価を行う会社が多い
  • 日常業務から独立し評価業務にも精通した人材の確保が困難(特にIT統制)

これらを解決し独立評価の効率的な推進を支援すべく、IT統制を中心とする独立評価支援サービスコンサルティングメニューを揃え、監査前の独立評価業務に必要なノウハウを提供する構えだ。

MKIは評価研修/評価支援コンサル/IT統制コンサルにおいて、今後1年間で約10億円の新規受注を見込んでいる。