キヤノン、ゴミ対策機能とDIGIC III搭載1010万画素一眼レフ「EOS 40D」発表

キヤノンは、ゴミ対策機能とDIGIC III、APS-Cサイズの約1010万画素C-MOSセンサーを搭載したハイアマチュア用デジタル一眼レフカメラ「EOS 40D」を8月31日より発売する。価格はオープンで、推定市場価格はボディのみで15万円前後、レンズキットはEF-S 17-85mm IS USMが付属したキットが20万円前後、新開発の手ブレ補正付きEF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISが付属したキットが17万円前後の見込み。また、EOS 40D専用バッテリーグリップ「BG-2EN」が2万円、ワイヤレスファイルトランスミッター「WFT-E3」は10万円。

EOS 40D

「EOS 40D」は、新開発の有効約1010万画素のCMOSセンサーを搭載したハイアマチュア向けデジタル一眼レフカメラ。「EOS Kiss Digital X」や「EOS-1D Mark III」にも使われた超音波によるゴミ取り機構「セルフクリーニングセンサーユニット」を搭載した。DIGIC IIIでの高速画像処理と2モーターシステムの採用などにより、連写性能は「EOS 30D」の秒5コマから秒6.5コマに向上。連続撮影可能枚数は、JPEG(ラージ・ファイン)で約35枚から約75枚に、RAWでは約11枚から約17枚へと向上した。またAD変換は従来の12bit(4,096階調)から、14bit(16,384階調)に向上し、より豊かな階調表現が可能になったとしている。撮影画像形式には、新たに1,936×1,288ドット(約250万画素)のRAW形式で保存するSmall RAWが追加された。

第2世代オンチップノイズ除去回路の搭載により、ランダムノイズや固定ノイズを徹底して低減し、高感度や長時間撮影時にも低ノイズを実現。全自動モードや、ポートレートモードなどのかんたん撮影ゾーンでのISO感度自動設定の範囲をISO100~800とし、30Dに比べ1段高輝度側に拡大された。また、シャッター優先AEや絞り優先AEでもISO感度の自動設定が可能となった。カスタム機能には高輝度側のダイナミックレンジを約1段分拡張し、画像内の明るい部分の階調表現性を向上、白飛びを抑制する「高輝度側・階調優先」が追加された。

ファインダーは、倍率約0.95倍と、30Dの約0.9倍に比べ広くなった。視野率は上下左右約95%。AFセンサーは9点すべてがF5.6対応クロスセンサーとなり、高精度なAFが可能になった。中央センサーにはF2.8対応センサーを採用したほか、中央上・中・下の3センサーは横線検出センサーを2ラインで千鳥配列とすることで検出のばらつきを低減し、高速性を実現したという。なお、ファインダースクリーンは交換可能で、標準装備のプレシジョンマット「Ef-A」のほか、方眼プレシジョンマット「Ef-D」、F2.8より明るいレンズでピントがわかりやすいスーパープレシジョンマット「Ef-S」が用意される。価格はいずれも2,600円。

背面のモニターには約23万画素の3型液晶が採用され、撮像素子を通して被写体を見られるライブビュー機能が新たに搭載された。ライブビュー時には、5倍・10倍に拡大してマニュアルフォーカスが行えるが、EOS-1D系と大きく異なるのはライブビューでもオートフォーカスが可能なこと。「AF-ON」ボタンを押すと一度ミラーを下ろしてAFを駆動する。シャッターボタンを離すまでシャッターチャージを行わず、作動音を最小に抑える静音撮影も可能。EOS Utilityがインストールされたパソコンと接続すれば、PCの画面上で被写体が確認できるリモートライブビュー撮影も可能である。

ボディ外装はマグネシウム合金製。CFカードスロットと電池室のフタにはシーリングが設けられ、防塵・防滴性能を向上したという。バッテリーはリチウムイオンの「BP-511A」(7.4V 1390mAh)が付属するほか、「BP-514」なども利用できる。撮影可能枚数は、BP-511A使用時、常温で最大1100枚(ストロボ撮影なし)、50%ストロボ使用時で800枚。また、単3電池も利用可能な縦位置シャッターのついたバッテリーグリップ「BG-E2N」もオプションで用意される。BG-E2Nもバッテリー室のフタにも防塵・防滴用シーリングが施される。

ペンタ部にはガイドナンバー13(ISO100・m)、17mm相当の画角に対応したE-TTL II対応ストロボが内蔵される。外部ストロボとして「スピードライト EX580II」使用時には、ストロボの各種設定が40Dの背面モニターで行える。EOS 40Dの本体サイズは、145.5(W)×107.8(H)×73.5(D)mm、質量は約740g(本体のみ)。外部インタフェースはUSB2.0、ビデオ出力、ワイヤレストランスミッター「WFT-E3」接続用端子などが用意される。

オプションで用意されるワイヤレスファイルトランスミッター「WFT-E3」は、IEEE802.11b/gおよび100Base-TXに対応した無線・有線LANアダプターで、本体下部に装着する。パソコンとピアツーピア接続でファイル転送が可能なほか、FTPやHTTPによりファイル転送も行える。外部メディアやGPS機器を接続できるUSB2.0端子に加え、縦位置撮影用シャッターボタンも備える。本体内にはバッテリーを1個内蔵できる。なお、WFT-E3使用時にはバッテリーグリップ「BG-E2N」は装着できない。

液晶モニターは3型約23万画素に変更されたことに伴い、ボタンレイアウトも変わっている 撮影モードダイヤルには、カメラユーザー設定が追加された
新開発の約1010万画素CMOSセンサー 超音波でゴミを落とす「セルフクリーニングセンサーユニット」
画像エンジンにはDIGIC IIIが搭載された AFセンサーには9点すべてにクロスセンサーが奢られる
内蔵ストロボはガイドナンバー13。17mmの画角まで対応する バッテリーグリップBG-E2N装着時
ワイヤレストランスミッターWFT-E3装着時 WFT-E3背面にはステータス表示用液晶を備える
WFT-E3左側面。100Base-TX端子と外部機器用USB標準Aコネクタを備える

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