Sourcefireは17日(米国時間)、オープンソースのアンチウイルスソフト「ClamAV」を買収したことを発表した。同社による企業買収は、2007年3月にNASDAQへ上場して以降初。ClamAVの商標やClamAV.orgのドメインはSourcefireが取得し、プロジェクトメンバーは同社に雇用されたうえで開発を継続する。

ClamAVは、1日あたり100万を超えるユニークIPアドレスからマルウェアデータベースがダウンロードされるなど、オープンソースのアンチウイルスソフトでは多くのユーザを抱えることで知られる。同社最高技術責任者を務めるMartin Roesch氏は、「今回の買収は、セキュリティ業界で著名なSnortとClamAVという2つのオープンソース製品を統合する能力をSourcefireにもたらした。これは我々の守備範囲を広げるだけでなく、興味深い新興市場に我々の製品群を届けることを可能にするものだ」とコメントしている。

Sourcefireは、不正侵入検知システム(IDS)で知られる企業。オープンソースのIDS「Snort」を開発したMartin Roesch氏が2001年に設立、Snortをベースにした「Intrusion Sensor」や、ネットワークを監視する「Sourcefire 3D System」などの製品を擁する。2005年にはイスラエルのCheck Point Software Technologiesによる買収計画が浮上したが、米国防総省や連邦捜査局の意向を受け2006年3月に撤回。その後はCheck Point出身のAsheem Chandna氏がCEOに就任するなど、協力関係を強化している。