Parallelsは2日(米国時間)、Intel Mac用仮想化ソフトの最新版「Parallels Desktop for Mac 3.0 Build 5060」をリリースした。パッケージのファイルサイズは約82MB、15日間無償利用できるトライアルキーも提供される。

今回のリリースでは、Windows用プログラムをMac OS Xのデスクトップからシームレスに利用できる「Coherenceモード」を改良、ウインドウを並べるなどの表示効果を持つMac OS Xの機能「Expose」に対応させた。ウインドウ枠に影の表示効果が付くようになったほか、半透明なウインドウの表示もサポートするなど、Windowsアプリケーションとの親和性が向上している。

Image Toolで仮想マシン用ディスクイメージのフォーマット変換が可能になったほか、Palallels Explorerを利用してサスペンド中のディスクイメージを編集できるようになるなど、付属のユーティリティにも改良が加えられた。Windows版iTunesを利用したiPhoneの同期や、Windows側でのサウンドデバイスの変更がただちに反映されるようになる、といった周辺機器関連の機能も改良されている。

Parallels Desktop for Mac 3.0の価格は、同社オンラインストアで79.99米ドル。バージョン3.0以前のユーザには、49.99米ドルでアップグレード版が用意される。