ヤフーは31日、2007年10月より主力のディスプレイ広告をリニューアルし、サイズ拡大と効果向上を図った広告枠「プライムディスプレイ」を導入することを発表した。同時に、毎日新聞社が同じく10月に公開する「mainichi.jp」や、産経デジタルの「イザ!」などのパートナーサイト9媒体を新たに迎えることで、アド・ネットワークの強化を図るとともに、収益拡大を目指すという。

ディスプレイ広告のリニューアルでは、300×250ピクセルの「プライムディスプレイ」を導入することで、自由度の高い広告表現が可能になるという。また、同広告はコンテンツ内に配置されるため、目に留まりやすいことも特徴の一つとなる。

広告リニューアルにあわせ「mainichi.jp」(毎日新聞社、2007年10月公開)、「イザ!」(産経デジタル)、「ゴルフダイジェスト・オンライン」(ゴルフダイジェスト・オンライン)、「レスポンス」(IRIコマース&テクノロジー)などの9媒体を新たに迎えることでパートナーサイトを拡大させ、リーチ(到達率)やインプレッション(広告表示回数)の向上を見込んでいる。

さらに、アド・ネットワークにおける行動ターゲティング広告の展開範囲を拡大し、10月より提供される「プライムディスプレイ」だけでなく、テキスト広告もネットワーク行動ターゲティング広告のスペースとして活用するという。

同社は、今回の広告リニューアルに際してテストを実施し、注視率、注視時間、注視回数、広告効果のいずれについても、従来の「スーパーバナー」(728×90ピクセル)と比べ、プライムディスプレイの方が優れているという結果を報告している。リニューアル後は、スーパーバナーに代え、Yahoo!JAPANのトップページを除く各サービスページや、アド・ネットワークのパートナーサイトに掲載する主力の広告枠として活用したい考えだ。