Microsoftが「シェアードソース」をOSIに提出へ

米Microsoftは、自社が公開したソースコードに適用するソフトウェアライセンスを、オープンソースソフトウェアライセンスの管理団体「Open Source Initiative(OSI)」に提出すると決定した。Microsoft社内のオープンソースソフトウェア研究所「Port 25」が運営するブログ上で、同社コミュニティーソースプログラム部門ディレクターのJon Rosenberg氏が明らかにしたもの。

この決定についてRosenberg氏は、「(Microsoftの)オープンライセンスがOSIに承認されれば、我々が共有しているソースコードは"真のオープンソース"なのだ、とコミュニティに対しさらなる確信を与えられるはずだ」と述べている。

7月に開催されたOSCON 2007では、MicrosoftでLinuxおよびオープンソース関連の戦略を担当するBill Hilf氏が、Microsoftのオープンソースに対する取り組み方針を示したWebサイト「Open Source at Microsoft」を新設したことを発表した。OSIへのライセンスの提出計画と同時期であることを考慮すると、知的財産権を理由にオープンソース陣営への敵対姿勢を強めてきた同社の方針が転換期を迎えたことが伺える。

Microsoftは、Shared Source Initiative(SSI)と命名された、オープンソース的ライセンス体系を持つ。Windows専用のライセンスを除くと、「Microsoft Permissive License(Ms-PL)」と「Microsoft Community License(Ms-CL)」、「Microsoft Reference License(Ms-RL)」の3種があり、Ms-PLがもっとも制限の緩いライセンスとして知られる。

これまでSSIのもとソースコードが公開されたソフトウェアには、.NETフレームワークの構成要素「C#」や「Common Language Infrastructure(CLI)」のほか、.NET上で動くスクリプト言語の実装系「IronPython」および「IronRuby」がある。このうちIronPythonとIronRubyは、Ms-PLのもとソースコードが公開されている。



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