富士ゼロックスは30日、中国全土から自社回収した複写機やプリンタなどの使用済み商品やカートリッジを自社工場で分解/分別し再資源化する、中国統合リサイクルシステムを構築すると発表した。
同システムは、中国政府の支援のもと、
というもの。中国国内のパートナー10社、および日本国内の4社が協力して、再資源化率を確実に向上させることを目的に約6億5,000万円投じ、同社が100%出資するリサイクル拠点「Fuji Xerox Eco-Manufacturing(Suzhou) Co., Ltd.」(中国名 富士施科制造(州)有限公司)を江蘇省蘇州市蘇州工業園区に設立。2007年5月の工場建設着工を経て、2008年1月から稼動が開始される予定だ。
同施設では、鉄系、アルミ系、レンズ、ガラス、銅系など64カテゴリに分け、徹底的に分解/再資源化が可能で、年間1万5,000台の使用済み商品、50万個のカートリッジの処理に対応。商品は96%以上、カートリッジは99.9%の再資源化率を目指す。使用済み商品やカートリッジの全国からの回収は、三井物産(上海)貿易有限公司、トライネット・チャイナ、中郵物流有限責任公司の協力のもと、物流システムを開発。すでに6月から、中国の販売会社「富士ゼロックスチャイナ」が順次回収を開始している。
また、今回のリサイクル拠点の設立に伴い、現在、「富士ゼロックス上海」で生産しているカートリッジの生産拠点を同工場に移管する。回収したカートリッジを部品レベルまで徹底的に分解し、新品同等の品質保証をした部品のみを生産ラインに投入し、リユースできない部品は再資源化を行う。
同社は「企業の社会に対する責任」(CSR)の一環として、1995年に「商品リサイクル全社方針"限りなく「廃棄ゼロ」を目指し、資源の再活用を推進する」を制定し、2000年8月には、日本ではじめて使用済み商品の"廃棄ゼロ"を実現した。さらに2004年12月には、タイを拠点にアジア・パシフィック9カ国/地域から使用済商品を回収する国際資源循環システム「AP統合リサイクルシステム」を稼働。今回、中国全土を対象とした、回収/リサイクルに、業界ではじめて取り組む。
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