コーレルは、DVDオーサリングソフトの新バージョン「Ulead DVD MovieWriter 6」を8月末に発売すると発表した。今回のバージョンアップでは新たにAVCHDオーサリングに対応。H.264形式でのスマートレンダリングに対応したことでハイビジョン画像の高速処理が可能になった。作成したDVDは、プレイステーション 3やBlu-ray Discプレーヤーなどのハイビジョン対応機器での再生が可能。

Ulead DVD MovieWriter 6のメニュー画面、HD DVD、Blu-ray、AVCHDなどさまざまなハイビジョンフォーマットに対応する

メニュー作成ではテーマ、文字の位置、書体などさまざまな指定ができる

AVCHD形式で作成したDVDをプレイステーション 3などでハイビジョン画質のまま再生可能

またBDMVに対応したことでオリジナルメニューつきBlu-ray Discディスクの作成が可能になった。HD DVDではアドバンスト機能に対応し、ポップアップメニュー作成に対応した。音声ではDolby Digital 5.1chに対応し、5.1ch対応ビデオカメラで録画したデータのほか、ステレオ2chのデータを5.1chに変換も可能。またDVカメラのタイムコードや、デジタルカメラのEXIFデータから撮影日時をインポートし画面に表示する機能も搭載した。ただし、Blu-ray Discメニューオーサリング、HD DVDディスクへの書き込み対応は、後日無償で提供されるアップデータでの対応となる。

HD DVDアドバンスト機能に対応。テンプレートから選ぶだけでポップアップメニューを作成できる

豊富なテンプレートからBlu-ray Discディスクのメニューも作成可能

新たにタイムライン形式の編集機能を搭載。カット編集が可能になった

これらの新機能に加え、タイムライン形式の編集機能を搭載したことによって、取り込みから編集、メニュー作成、書き出しといった一連の作業を1本のアプリケーションでまかなうことが可能になった。対応OSは、Windows XP SP2、MediaCenter Edition SP2、Vista。価格は通常版が15,540円、アップグレード版が8,379円、ダウンロード版が9,324円、アップグレードダウンロード版が7,329円を予定している。