デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は25日、バイラルマーケティング事業を展開するロカリサーチと業務提携し、同社が運営するバイラルCMネットワーク「kuchi-CoMa」のサービス機能を拡充することを発表した。ロカリサーチが提供するトラッキングツール「kaffik」を利用し、きめ細かなマーケティングサービスの提供を目指す。

ロカリサーチは、広告が口コミで広がる可能性を最大化するための仕込み「シーディング」(種まき)に強みがある。数百にわたる影響力の高いCGMサイトのネットワークを有しており、効率的で効果的なシーディングを実施している。

また、広告の口コミでの展開状況を把握する「トラッキング」も強みだ。トラッキングを追跡できるツール「kaffik」を独自に開発しており、口コミ広告のリーチ数などを測定することが可能だ。

両社の提携により、kuchi-CoMaは、バイラルCMネットワークをさらにに拡大すると同時に、ロカリサーチの「kaffik」の導入により、よりきめ細かなマーケティングサービスの提供が可能になったという。

kuchi-CoMaは2月から運営が開始されている。DACはまた、子会社のインタースパイアと共同で、5月よりモバイルネットワーク上のバイラルCMネットワーク「kuchi-CoMa mobile」も提供しており、双方ともに好評を得ているという。今後も両サービスを通じて、広告主や広告会社のバイラルCMに対するニーズに応えつつ、市場の拡大と発展に取り組む意気込みを見せている。