アカマイ、管理・分析が行える高速なコンテンツ配信サービスを開始

    高鹿陽介  [2007/07/23]

    米Akamai Technologiesの日本法人であるアカマイは20日、同社の提供する高速なコンテンツ配信サービスに新たに管理・分析のためのサービスを追加したと発表した。同日より、世界に先駆けて日本の顧客への提供を開始した。

    新たに追加されたサービスは、「Stream OS」と「Download Manager」の2つである。Stream OSは、コンテンツの配信や管理、分析をワンストップで行うためのサービスである。ユーザの利用環境や利用状況などの分析を行い、次のコンテンツ配信計画にフィードバックすることができる。同サービスについては、すでに米国のプロバスケットボールリーグであるNBAや、amazon.comなど250社がすでに試験的な導入を開始しているという。

    またDownload Managerは、エンドユーザが大容量のコンテンツをダウンロードする際に、回線の品質を向上させるためのサービスである。さらにダウンロード状況を分析することもできる。これにより、コンテンツ配信における問題箇所の特定などを行い、さらなる品質向上を図ることができるという。

    同社の代表取締役社長である小俣修一氏には、「日本ではインターネット利用世帯の79.5%がブロードバンドを利用している。また携帯電話は、世界市場では2G/2.5Gが主流であるのに対し、日本では90%以上が3G以上を利用しており、リッチコンテンツをより利用できる市場環境にある」とリッチコンテンツ配信において、同社が日本市場を重要視していることを示した。

    会見を行うアカマイの代表取締役社長である小俣修一氏

    さらに米Akamai Technologiesの最高技術責任者であるMichael M.Afergan氏は、「ソフトウェアなどコンテンツが大きくなるほどダウンロード品質は重要になる」とし、「例えばソフトウェアのトライアル版ダウンロードの完了率が50%から75%へ向上すれば、購入率が同じならそれだけで売上に貢献することができる」と新サービスの有用性をアピールした。

    米Akamai Technologiesの最高技術責任者であるMichael M.Afergan氏

    同社によると、音楽や動画など大容量のコンテンツを配信する場合、エンドユーザとサーバとの距離がサービス品質に大きく影響するという。同社は約2万5,000台の「エッジサーバ」と呼ぶ専用サーバを全世界に設置し、ユーザに一番近い位置にあるエッジサーバからコンテンツを配信することで、高速なコンテンツ配信を可能にするサービスを提供している。また、同社のサービスを利用してサーバを分散させることで、アクセス集中や、障害にも対処することができるという。

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