富士通は20日、低コストで使用環境や運用条件に合わせたシステムの構築を実現する1Wayエントリーサーバ「PRIMERGY ECONEL 100」の販売を開始した。

同製品は、人のささやき声(30dB)以下の27dBの稼動音を実現。また、全タイプにハードディスク(HDD)を2台搭載し、同じデータを2つのHDDに書き込む技術"RAID1"を標準採用することにより、ディスク障害が原因のデータ消失の防止に対応する。

さらに、標準装備のサーバ監視ソフト「Server View(サーバ ビュー)」によりサーバの状態を常に監視し、安定した稼働を支援する。そのほか、万が一トラブルが発生した場合にも、サーバ管理者へ速やかに通知し、早期の原因究明を支援するサーバ情報のロギングや、レポーティング機能が提供されている。

CPUにはデュアルコアプロセッサ「Intel PentiumD Processor 945(3.40GHz)」を採用。同時に複数のトランザクションが発生するようなアプリケーションにおいても、スムーズなデータ処理を実行する。また、メモリモジュールには、毎秒最大8.4GBの高速メモリアクセスが可能な「DDR2 SDRAM(PC2 4200)」を、HDDにはパソコン向けに設計されたコストパフォーマンスの高いSATAが採用。80GB、160GB、500GBの3種類のディスク容量を選択できる。

また、9月29日までの期間限定で、新商品発売キャンペーンモデルを販売。OSに「Windows Server2003 R2, Standard Edition」、CPUに「Intel Pentium D Processor 945(3.40GHz)」、1GBのメモリが全モデルで共通して採用され、HDD容量、DAT装置の有無、光学式ドライブの種類に応じて、5種類にサーバーラインナップが構成される。

キャンペーン価格は、80GB HDD×2基装備のDAT装置付きが22万4,00円、DAT装置未搭載が15万3,300円。160GB HDD×2基装備のDAT装置付きが23万9,400円、DAT装置未搭載が16万8,000円。160GB HDD×2基、DAT装置未搭載で光学式ドライブにDVD-RAMを採用した(その他はCD-ROM)モデルが18万4,800円。いずれもに出荷開始される。