日清食品は、16日に発生した「2007年新潟県中越沖地震」の被災地に向けて、1万1,000食の救援物資としてカップヌードルを無償で提供。加えて、給湯機能付きキッチンカー「チキンラーメン号」を2台派遣し、18日現在も支援活動を行っている。

日清食品は、まず17日に無償の救援物資としてカップヌードルを柏崎市に1万食、刈羽村に1千食を緊急輸送。続いて、キャンペーンの予定をキャンセルし、チキンラーメン号を被災地に向けて移動させた。静岡からの1台は17日夕方、北海道からの1台は18日夕方にそれぞれ到着。その後、長岡市内で水とカップヌードルを積み込み、柏崎市内の学校などを巡回した。支援活動を19日も続ける予定だ。

「過去、1995年の阪神淡路大震災、2004年の新潟県中越地震においても救援活動を行いました。ライフラインが止まっている被災地でも、チキンラーメン号はお湯を沸かして温かいカップヌードルを提供できるので、高い評価をいただいております」(日清食品広報)

このチキンラーメン号は、量販店、イベント会場などで即席めんを試食できるように改造した特殊車両。1994年から活動を開始し、2台で活動している。2台で1日当たり最大約3600食分のカップヌードルを提供できる給湯能力を持っている。

「チキンラーメン号」