CentOSプロジェクトは10日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linuxクローン「CentOS 5」のLive-CD版をリリースした。対応プラットフォームはIntel x86、CD-ROM1枚で提供される。

CentOS 5 Live-CDは、Fedora Live CD Projectの成果をベースに作成。ただし/usr以下に書き込むことができず、アプリケーションの追加ができないため、CentOSの機能テストおよびレスキューCD-ROMとしての使用が推奨されている。書き込みについては、次期リリースのCentOS 5.1までにサポートする計画が明かされている。

収録されるパッケージは、Intel x86版のCentOS 5をベースに選定。OpenOffice.org 2.0.4やFirefox 1.5.0.10などデスクトップ用アプリケーションのほか、ディスクパーティション設定ツールのQTPartedや、LVMおよびRAID用コマンドラインツールのフルセット、システムログビューアなど、レスキューCDとしての用途に役立つツールが収録されている。