FileMakerは10日(米国時間)、デスクトップデータベースソフトの最新版「FileMaker Pro 9」を発表した。製品はFileMaker Pro 9 / Pro 9 AdvancedServer 9 / Server 9 Advancedの4タイトル、1つのパッケージにMac OS XとWindows両方のプログラムが同梱される。

FileMaker Pro 9では、MySQLとOracle SQL、Microsoft SQL Serverの外部SQLデータソースに対応。SQLの知識なしに、データのハンドリングやFileMakerの機能を利用したレポート作成が可能になった。メールの送信により他のFileMaker Proユーザとのデータベース共有を可能にする「リンク送信データベース共有機能」、複数のデータレポートを連結したPDFを生成する「PDFに追加機能」など、ユーザビリティを向上させる機能も追加されている。

FileMaker Server 9 / Server 9 Advancedには、わずかな時間でPHPを使用したWebサイトを構築できるPHPサイトアシスタント機能が追加された。ダイナミックなデータ駆動型Webサイトを構築するPHPカスタムWeb公開機能や、外部SQLデータソースからライブデータへの共有アクセス、Webから接続可能なサーバコンソールも新たに用意されている。

製品の価格は、FileMaker Pro 9が299米ドル、FileMaker Pro 9 Advancedが499米ドル、FileMaker Server 9が999米ドル、FileMaker Server 9 Advancedが2,499米ドル。FileMaker 7/8/8.5のユーザに対しては、安価なアップグレードパスが提供される。