Googleは、5日から東京ビックサイトで開催されている東京国際ブックフェアで「Google ブック検索」のデモを実施している。「Google ブック検索」は「Google Book Search」の日本語版で、タイトルのみでなく、本文のキーワード検索にも対応した「本文が閲覧できる」書籍の検索サービス。検索結果とともに、書籍を購入できるオンライン書店へのリンクも表示される。

ブックフェアのGoogleのブースでは、説明を熱心に聞き入る出版関係者の姿が多く見られた。デモでは実際に、まず書籍をキーワードで検索する様子を実演した後、サービスの説明に入った。Googleは話題作だけではなく、一般には知名度の低い書籍も検索しているとして、このサービスがさまざまな書籍の販売促進に効果があることをアピール。

また、本文を閲覧できることが話題になっている「Google ブック検索」だが、書籍を見つけるためのツールであり閲覧には一定の制限が設けられていること、書籍の追加、削除は出版社の意思で行えることなど、著作権者への配慮を強調した。