6月16日から全国公開されている映画『舞妓Haaaan!!!』が、7月5日に観客動員数100万人を突破。主演の阿部サダヲと水田伸生監督が大ヒット御礼の舞台挨拶を5日、都内で行った。すでに、名古屋、大阪、福岡を周った舞台挨拶の旅・第一弾を終え、観客100万人の大台突破で第二弾が決定。5日は東京を皮切りに仙台で、6日は北海道と舞台挨拶行脚はまだまだ終わらない。

舞台挨拶では、大ヒット祈願達成と興行収入20億円を目標にさらなるヒットを願って、阿部と監督によるダルマの目入れが行われた。公開20日目での動員数100万人突破の快挙に、阿部は「演劇では1万人入れば大盛況なので、100万人突破なんて想像つかないっすねぇ~。僕がこんないっぱいの人に見られたのは初めてです。今まで松戸の町内会の人たちくらいにしか見られたことないので(笑)」と満面の笑みを。

今回、興収20億円が実現すれば、日本のコメディー映画では植木等主演の『無責任男シリーズ』以来、実に40年ぶりの快挙となる。また、世界の"おバカ系"コメディー映画の分野においては『オースティン・パワーズ』『ホット・ショット』『裸の銃(ガン)を持つ男』などの名作と肩を並べることになると言ってもいいだろう。

また、早くも世界中から映画祭参加へのオファーが殺到しているという。現在、ドイツ、アメリカ、オーストラリア、中国、台湾の5カ国、計10の映画祭から招待されることが決定。この知らせに「ほんとですか? うれしいっす! 言葉が通じないってなんか楽しみですね!」と意欲満々の阿部サダヲ。スケールの大きいサムライ映画でも、テーマ性のある人間ドラマでもない、『舞妓Haaaan!!!』が世界でどのように受け入れられるのか。鬼塚公彦の夢である"舞妓はんとの野球拳"は世界の男たちの夢となりうるのか。新しい"クール・ジャパン"ムービーと言われる日も近いかもしれない!?