2.6系カーネルに移行した「Slackware Linux 12.0」がリリース

The Slackware Linux Projectは1日(米国時間)、Linuxディストリビューション「Slackware Linux 12.0」をリリースした。対応プラットフォームはIntel x86および互換CPU。インストールイメージは同プロジェクトのFTPサイトとBitTorrent経由で配布されるほか、49.95米ドルのCD-ROMセットや59.95米ドルのDVD-ROMがオンラインストアで販売される。

今回のリリースでは、バージョン2.6系のLinuxカーネル(v2.6.21.5)を初めて採用。ジャーナリングファイルシステムのJFS、設計が見直されDevice-Mapperなど新機能に対応した論理ボリュームマネージャ(LVM2)など、カーネル2.6で提供される新機能がサポートされた。ハードウェアの抽象化によりデバイスの違いを隠蔽する機構(HAL)もサポート、周辺機器の扱いが容易になった。

統合デスクトップ環境も更新、KDE 3.5.7とXFce 4.4.1を収録した。Cライブラリにはglibc 2.5、コンパイラにはgcc 4.1.2、ウインドウシステムにはX11 7.2.0など、主要なパッケージも最新版に更新されている。

Slackware Linuxは、tarとgzipで書庫化したパッケージ方式が特徴のLinuxディストリビューション。システムを構成するソフトウェア一式を大容量メディアに収めて一括配布する、ディストリビューションと呼ばれる配布形態を確立したほか、ユーザコミュニティにより日本語環境用拡張パッケージ集「Japanese Extensions(JE)」が用意されるなど、日本のLinux黎明期をリードしたディストリビューションとして知られる。

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