デルと野村総合研究所(NRI)は28日、NRIがデル向けに開発したシステム運用管理ツール「Senju for Dell PowerEdge」を発表した。販売元はデルで、7月1日から販売を開始する。最大監視台数は10台、機能を中小規模システム向けに絞り低価格化を実現した。

「Senju for Dell PowerEdge」は、NRIの統合運用管理ツール「eXsenju」をベースにデルのIAサーバ「PowerEdge」シリーズ向けに開発された運用管理ツール。監視対象サーバー10台以下のシステムに対してエージェントレスで管理を行うため、対象サーバに手を加えずに済む。デルのWindowsサーバの監視も可能で、導入作業も容易だという。

また、ジョブ・スケジュール機能により、自動でバッチ処理やバックアップ処理もできる。デルのハードウェア管理ツール「OpenManage」との連携で、ハードウェアからアプリケーションまでの統合的な一元管理も可能だ。

1年間の利用料と保守サービス料は、管理サーバ向けの「千手マネージャ」が20,000円(税別)、監視対象サーバ向けの「千手センサー」が1台10,000円(税別)。