米Micrelは、PWM同期降圧型レギュレータ「MIC23050」と「MIC23051」の2品を発売した。スイッチング周波数は4MHz、出力電流は最大500mAである。パッケージは2×2mmと小型である8ピンのMLF(Micro Lead Frame)。携帯電話やデジタルカメラなどのモバイル機器やWiMAXモジュール、USB機器などでの利用を想定している。

本製品は、1μHのインダクタと4.7μFのコンデンサを内蔵しており、部品点数の削減が図れる。入力電圧範囲は2.7~5.5V、0.6~2.5Vのプリセット出力オプション機能を備えている。無負荷時の消費電流は22μA、出力電流1mAでの効率は85%、最大効率は90%。動作温度範囲は-40~125℃である。なお、MIC23051は、機器の低消費電力化のために、スリープモード時の電源電圧を動的に低下させる電圧スケーリング機能を備えている。

1,000個購入時の1個あたりの価格は、MIC23050が1.20ドル、MIC23051が1.30ドルである。MIC23050については、すでに量産出荷を開始している。