The Eclipse Foundationは27日(カナダ時間)、Eclipse IDEの次期メジャーリリースとなる「Eclipse Europa」の構成コンポーネントについて発表した。Eclipse Europaを構成するのは、次に示す21の主要コンポーネント。

  • AJDT 1.5
  • BIRT 2.2
  • Buckminster 0.1.0
  • CDT 4.0
  • DLTK 1.0
  • DSDP DD 0.9
  • DSDP TM 2.0
  • DTP 1.5
  • ECF 1.0
  • Eclipse Platform 3.3
  • Dash 1.0
  • EMF 2.3
  • EMF-QTV 1.1
  • M2T (JET) 0.8
  • GEF 3.3
  • GMF 2.0
  • MDT 1.0
  • Mylyn 2.0
  • STP 0.6
  • TPTP 4.4
  • WTP 2.0

The Eclipse Foundationは、Eclipse Europaは310人を越えるオープンソースデベロッパからコントリビュートされた1700万行を越えるソースコードで構成されていると発表。1つ前のメジャーリリースだったEclipse Callistoが260人、700万行のソースコードであることを考えると、この1年間で開発が進んだ様子が伺えるだろう。

Eclipse Europaの特徴はいくつもあるが、目玉となる機能を挙げると、サーバアプリケーションを作成するための新しいランタイムテクノロジの導入、Rubyに対するサポートの追加、SOAをサポートする開発ツールの提供、チームコラボレーションを実現するツールの提供など。Eclipse Europaは当初の予定どおりサーバアプリケーションから組み込み開発までを幅広くサポートする統合開発環境となりそうだ。

Eclipse Europaは日本時間では実質的に6月29日から30日にかけてリリースされるとみられている。Eclipse IDEをベースの開発環境として使っているデベロッパはEclipse Europaのリリースに注目しておこう。