SAPジャパンとアマノビジネスソリューションズは28日、SAPジャパンの中堅企業向け目標管理ソリューションをSaaS(Software as a Service)形式で提供すると発表した。SaaS形式の採用により、ユーザ企業は自社でソフトウェアやハードウェアを保有することなく、インターネットを通じて同ソリューションを利用できるため、初期導入費用やメンテナンス費用などのコスト削減が可能になる。本日より提供を開始する。

同ソリューションに追加されるのはSAPジャパンの「SAP ERP Human Capital Management」。これにより、従来、アマノビジネスが提供してきた人事管理、給与管理、組織管理などの人事ソリューションに加え、目標管理機能が追加されることになる。具体的には、上司が部下と面談し当期の目標を決定、進捗状況の確認面談を経て期末に評価し、昇給などの基礎情報にするといった目標管理の一連のプロセスを、Web上で管理することができるようになる。

また、目標管理情報の進捗状況や評価結果をリアルタイムに活用するだけでなく、蓄積された情報を人材管理、組織管理などの情報とシームレスに連携して利用することも可能になるという。