マイクロソフトは27日、次期サーバ向けOSである「Microsoft Windows Server 2008」(以下、Windows Server 2008)日本語版のCommunity Technology Preview(CTP)版を開発者向けにリリースしたと発表した。同社の会員制サイトである「Connect」からダウンロードできる。なお「MSDN」および「TechNet」からの提供は、7月初旬になる予定。

CTP版はデバッグなどを目的に、開発中の機能を外部の開発者から評価および検証してもらい、フィードバックを得るためのものである。具体的には、Windows Server 2008のServer Core上で「Internet Information Services 7.0」(IIS7)が使用可能になるなどの変更点の評価や検証を目的としている。

今回のCTP版では、インストールオプションとしてServer Core上のIIS7を追加している。このオプションを選択することにより、軽量でシンプルなWebシステムが構築可能になり、ハードウェアを効率的に使用したり、システム管理コストの削減が図れるようになる。

なお現在提供中の「Windows Server 2008 日本語版 ベータ3」については、引き続き提供していく。