米Microsoftと、3Dデジタル・テクノロジーを利用したソフトウェア開発・販売を手がける仏Dassault Systemesは26日(現地時間)、Microsoftの地形・位置測定技術「Virtual Earthプラットフォーム」に新機能を付加することで協業し、両者の提携関係を拡張することを発表した。

両社の技術提携により、Virtual Earthに、Dassault Systemesの製品設計ソリューション「CATIA」の3Dモデリング機能をベースとした3Dモデリング技術を統合する。これにより、迅速な設計の立ち上げや、容易な設計変更と設計データの再利用が実現されるという。

今回の協業に関し、Dassault Systemes社長兼CEOのベルナール・シャーレス氏は、「MicrosoftとDassault Systemesの技術により、リアルとバーチャルな世界が融合し、想像の世界をさらに広げ、現実の世界により近づけることが可能になります。当社のリアルな3Dモデリングソリューションが精緻なデータを提供することで、Microsoftの臨場感あふれる地図閲覧環境を充実できるようになります」と述べた。

一方の米MicrosoftのVirtual Earth ゼネラルマネージャーであるステファン・ローラー氏は、「ダッソー・システムズとの提携は、Virtual Earthプラットフォームの性能を、より現実に近いレベルに向上させる重要な取り組みです」と述べ、両社の今後の発展に期待を寄せている。