冷蔵庫から現れた謎の生き物が主人公?--アニメ『ぽてまよ』7月より放送開始

アニメ『ぽてまよ』のテレビ放映が7月よりスタートする。『ぽてまよ』はコミック誌「コミックハイ!」(双葉社)で、御形屋はるか氏が連載中の4コママンガ。冷蔵庫から現れた"ぽてまよ"と呼ばれる不思議でかわいい生き物を中心に、学校や日常生活のなかで起こる出来事がコメディタッチに描かれる。

アニメでは、ぽてまよのライバル(?)"ぐちゅ子"のほか、森山素直や夏みかんといった原作ファンにはお馴染みのキャラクターたちが登場。ぽてまよは原作と同じく2頭身で、頭に乗せたトリや大きな耳、黒いシッポといった特徴がしっかりと再現された。ストーリーにおいても雰囲気はそのままに、ほんわかとしていて少しだけ毒の効いた話が楽しめる。

監督は『光と水のダフネ』『げんしけん』などを手掛けた池端隆史氏。SFからオタク文化を題材としたようなものまで、原作の面白さをしっかりと押さえた作品作りが特徴。キャラクターデザインは、『あさっての方向。』で作画監督を務めた大木良一氏。繊細な線でありつつも、暖かみのある絵が魅力だ。

テレビ放送開始に先駆け、都内スタジオにおいてアフレコ取材が行われた。取材に訪れたマスコミの数も多く、本作への注目の高さをうかがわせていた。

花澤香菜(ぽてまよ役)

原作を読んで「これをどうやってやればいいんだろう?」って、最初はすごく悩んだりしたんですけど、だんだんと楽しくなってきました。ぽてまよは素直が大好きで、食べることが大好きなキャラクターです。とってもほのぼのですごく面白い作品になっているので、みなさん見てください。

辻あゆみ(ぐちゅ子役)

まったりした、いやし系の作品で、すごく力を抜いて見ていただける作品だと思います。個性豊かなキャラクターたちがたくさん出てくるので、いろんな関係性が見られて面白いです。ぽてまよが天使であれば、ぐちゅ子は小悪魔的なかわいらしさがありますが、完全に悪い子ではないです。ぐちゅ玉をもらったらお礼をあげてみたいな、ちゃんと恩を感じるちょっと人間らしい子だと思います。

喜多村英梨(森山素直役)

世界観がいやし系なまったり系で、まったりギャグという感じです。ぽてまよちゃん、ぐちゅ子ちゃんをはじめとして、すごく癖のあるキャラクターが本当に多いです。素直だけは一番普通なような、そうじゃないようなっていう。「あんまり感情がないのかな?」と思っていましたが、素直も男なんだということが進んでいくうちに垣間見れたりもします。

川澄綾子(夏みかん役)

キャラクターに小さいのが結構いたりして「そういう世界観なのかな?」と思っていたら、意外にも普通の家庭っぽいところもありました。その日常がちょっとどこかズレていてほのぼのしてるのが、ゆるくてとても楽しいと思います。でもおかしいところは突き抜けておかしかったりするので、そこのギャップを楽しんでいただければと思います。

甲斐田裕子(高見盛京役)

原作そのまんまのストーリーなので「ここをこうつないで、こうなっているんだ」と思ったり。マンガそのまんまが動いている感じがして、ちょっと感動しました。すごいツッコミどころがあるようなないような面白い作品なので、とても楽しんでいただけると思います。オープニングの曲もとても『ぽてまよ』らしい感じなので、みんなで歌ってください。

釘宮理恵(春日乃ねね役)

キャラクターたちは全員ひとひねりあるキャラクターばかりです。最初に見たときは、インパクトが強く感じるんじゃないのかなと思います。ねねは小動物みたいなとろこがあるキャラクターで、偽りのない素直な感じです。私自身もこの世界観をたっぷり堪能してやっていきますので、みなさんもぜひハマって楽しんでいただければなと思います。

時田光(桐原無道役)

かわいくてほんわかしていて、キャラクターはすごく特徴があるんですけけど、みんな純粋な感じがします。それぞれの表現はみんな違うんですけど、「好きだっていう気持ちを貫くとこうなってしまうんだな」という、それぞれの愛の形があります。その辺の関係性を見ていただくと、面白いんではないかなと思います。

近藤孝行(初芝薫役)

かわいいだけでなく、ギャグと世界観がすごく面白く仕上がっていて、男でも楽しめる作品だと思います。初芝君はまともだと思っていたんですけど(笑)、絵と声質のギャップが激しい役でした。そのギャップが難しいと自分自身は感じました。ハマる人は絶対ハマると思いますし、みなさんとこの気持ちを共感したいなと思っています。

井上喜久子(ナレーション&みかんの母親役)

すごくほのぼのしている、見ていると幸せになれるアニメです。どこかシュールなところがあったり、ちょっとだけ毒っぽいところが垣間見えたり、そこが人の心をくすぐるんじゃないかなと思います。私自身「みかんちゃんがすごいかわいいな」と思っているんですが、「お母さんはこう!?」みたいなちょっとびっくりするようなお母さんで、そのギャップが面白いです。