キヤノンは21日、オフィス向け卓上ネットワークスキャナ「ScanFront 220P」を発表した。デスクサイドに置けるシートスルータイプのコンパクトな設計で企業の課・部単位や店頭・店舗での窓口などのニーズに対応する。販売は7月下旬予定、価格は248,000円。

給紙トレイ開時

給紙トレイ閉時

操作パネルには8.5インチのTFT液晶を採用。スキャンデータの送信先をフォルダ、メール、FTP、USBメモリに指定でき、最短4ステップで送信できるほか、一連の操作フローを登録できる「ジョブボタン」を使用し、最短2ステップでの送信が可能。ユーザー管理機能として、ユーザー名・パスワード入力に加え、指紋認証、サーバー上に登録されたユーザー情報を入力するサーバー認証が可能。ユーザーごとの送信先の登録や制限などもできる。

視認性に優れたGUI

主な仕様は、読み取り原稿サイズ 幅50.8~216mm、長さ53.9~355.6mm。自動に原稿サイズを検知し、カードなど既存のサイズ以外にも対応。また、文字向きを検知し、ナナメに入れた紙も正しくスキャンできる。裏写り、地色除去など画像処理機能も搭載する。対応ファイル形式は、JPEG(グレースケール/カラー)、マルチ/シングルページTIFF(白黒)、マルチ/シングルページPDFのほか、テキストOCR結果付きPDFや暗号化PDF。

光学解像度が600dpi、出力解像度が100×100dpi~600×600dpi。スキャン速度はA4タテ 200dpiの場合、片面で白黒 26枚/分、256階調グレースケール 23枚/分、カラー 9枚/分。両面で白黒 35面/分、256階調グレースケール 23面/分、カラー 9面/分。300dpiの場合、片面で白黒 18枚/分、256階調グレースケール 12枚/分、カラー 4枚/分。両面で白黒 17面/分、256階調グレースケール 10面/分、カラー 4面/分。外型寸法は給紙トレイ開時310(W)×234(D)×158(H)mm、給紙トレイ閉時310(W)×545(D)×220(H)mm。重量は3.2kg。