日本ヒューレット・パッカードは6月11日、カラー印刷、コピー、スキャン、ファックスの各機能を持つA4カラーレーザー複合機「HP Color LaserJet CM4730MFP」の発売を開始した。15人程度の中規模ワークグループ向けで、店頭想定価格は890,400円で、7月上旬に出荷開始。

「HP Color LaserJet CM4730MFP」

「HP Color LaserJet CM4730MFP」は、448MBの標準メモリを搭載。ネットワーク機能は10Base-T /100Base-TX対応、またWindows 2000 / XP / Vista / 2003 Server対応となっている。乾式電子写真方式(レーザービーム)で、解像度は3600dpi相当。縮小・拡大が25~400%(ADF使用時は25~200%)のコピー機能、Super G3 / G3のファックス機能(オプション)を持つ。

カラー、モノクロとも最高30枚 / 分と高速な印刷スピードを持ちながら、カラー印刷で1枚約12円、モノクロ印刷で1枚約2円と低コストを実現。標準で1,600枚の給紙容量、500枚の排紙容量を持つ。スキャンしたデータは、電子メールやネットワーク上の指定したフォルダに送信する機能を搭載している。

カラー印刷管理機能「HP Color Access Control」により、カラー印刷の使用時間と使用者を管理部門で把握可能。必要な人だけがカラー印刷が利用でき、そのほかの人は自動的にモノクロ印刷になる。これにより、トータルの印刷コストを削減できる。

ネットワーク管理ツール「HP Web Jetadmin」はWebベースで、ネットワーク上のどこからでも機器の監視やトラブルシューティングが可能。プリンタドライバとして「HP Universal Printer Driver」を搭載し、単一ドライバーでネットワーク上のすべてのプリンターを確実に管理できる。

また、オフィスのプリンティング環境を最適化し、生産性の向上と印刷コストの削減を実現する「マネージドプリントサービス」(MPS)にも対応。MPSはオフィス内のプリンタ配置状況や、サイズ別使用枚数、用途、カラー印刷別、モノクロ印刷別といった利用状況の調査に基づき、効率化、コスト削減に適したプリンタ構成・配置の提案、機器の選択、導入からサポートまでを一貫して提供するトータルサービス。これにより、それぞれのオフィスのプリントニーズにあったコスト削減ができるようになる。