今年で発売50周年を迎えるロッテ「グリーンガム」の新CMに雅楽師の東儀秀樹が登場する。11日よりオンエアされる新CMでは、東儀がCMのために書き下ろしたオリジナル曲『Out of Border』を披露。自身もデビュー10周年を迎える東儀だが、7日に開かれた記者会見では、オリジナル曲の制作秘話や10周年を迎えた心境について語った。
ロッテ「グリーンガム」は森林の緑の爽やかさをイメージしたミントガムとして1957年に誕生、今年で50年の節目を迎える。今回制作された新CM「50周年」篇では、「お口の恋人、五十年」というタイトルとともに、東儀が森林(ロケ地は宮崎県)の中で篳篥(ひちりき)を吹く姿が印象的だ。BGMは新CMのために書き下ろしたオリジナル曲『Out of Border』。同曲について東儀は「緑は人間にとって無くてはならないもの。そんな緑を気持ちよく感じている自分や、グリーンガムの持つ爽快さをイメージしていたら、突き抜けたような曲(Out of Border)が完成形で浮かんできた」と振り返る。
東儀は作曲も自然体。「日常生活が作曲現場みたいなもの。電車や車の中で浮かんできた曲をまとめるのが僕のスタイルですね」(東儀)。”境界線の外”を意味するオリジナル曲『Out of Border』について東儀は「境界線は意識すべきもので、境界線の内側にいる人が責任を持って、自分の意思で乗り越えていくべきもの。そんな「越えていく」、「突き抜けた」といったイメージを持つ楽曲」と語った。
CMの撮影は宮崎県のとある森の中で行われたという。「緑深い森の中で、素晴らしい制作スタッフとともにワクワクしながら仕事ができました」と東儀。「自然の中で(篳篥を)吹くのはどうですか?」というMCの質問には「僕に向いていると思う。屋外や世界遺産、神社仏閣など様々な所で演奏しているからね」と笑顔を見せた。
「10周年を迎えたことを人から言われるまで気づかなかった」という東儀。「デビューしてからの10年はあっという間のようで、やっとかという気もする。一歩一歩が大事で、夢中で突き進んできた結果が10年だったようにも感じる。10年後の自分は分からないけど、一瞬一瞬の好奇心を大事に、責任感を持ってまい進していきたい。ファンの方にも僕が今後どうなっていくのか楽しみにしていてほしい。自分も見えない将来を楽しむ子供のような気持ちでいます」。
ニューアルバム『Out of Border』は13日にユニバーサル ミュージックから発売される。新CMに起用された表題曲の『Out of Border』をはじめ『夜空ノムコウ』『誰も寝てはならぬ~プッチーニ歌劇"トゥーランドット"より』など10曲が収録されている。さらに、23日から全国ツアーも始まるという多忙ぶりだが「デビュー10周年という節目に、新アルバムを発売する機会に恵まれ、好機は集中するものだなと実感しました」とあくまで自然体を貫く東儀だった。
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